不倫についての世論調査
2016年の生活調査によると「好きならば不倫な関係でも仕方がないと思う」と答えた成人の割合は10%。
これは20年前の同じ調査結果と比べると、ほぼ半減しています。
それでも今も昔も不倫がこの世から消えることはなく、
むしろ最近では有名人の不倫は世間から容赦ないバッシングを受けています。
バッシングされた人は一時的に社会的信用をなくすだけでなく、なかには仕事や家族まで失ってしまう人も。
こんなにもリスクだらけで、誰も得しなさそうな不倫。そんな不倫は、そもそも当事者同士の問題のはずですが、なぜそんなに赤の他人が叩くのでしょうか。
他人の不倫をバッシングする理由
脳科学者の中野信子氏は、著書「不倫」で、不倫をバッシングする心理について、脳科学の視点から説明しています。
その本によると、私たち人は、国、家族、会社など、いろんな人が集まる共同体を維持することによって人間社会が成り立っています。
それぞれの共同体に所属する人は、その共同体の資源をふやすために、お互いが仲間として協力しあって行動します。
そういった協力をした見返りとして、人は共同体から何らかの恩恵を受け取ることで、人と共同体の関係が維持されていきます。
ところが、なかには資源を増やす努力をせず恩恵だけ享受したい、自分では何もしないけど、こっそり美味しいところだけもらおうとする人が出てきます。
そんな抜け駆けをするずるい人を「フリーライダー」と呼びますが、不倫をする人は、いわゆるこのフリーライダーと同じであると言われています。
不倫をする人は、家庭や社会を維持する努力を回避して、恋愛の「いいところ」だけを受け取っている「コストを払わずにタダ乗りする人」と見なされるからです。
このフリーライダーを叩くという行動は、共同体の秩序を乱す不届き者に社会的制裁を与え、共同体から追い出すための「正義の行動」となります。
中野信子氏によると、ひとの脳は、この「正義の行動」を気持ちよいと感じるため、フリーライダーを見つけようものなら、世間はすすんで容赦なく叩き上げるそうです。
それでも、これから先も不倫がなくなることもなければ、不倫バッシングがなくなることもないようです。
社会的制裁を受けるリスクがあって、さらに経済的デメリットしかなさそうな不倫なんて、なんの得もなさそうですよね。
せっかくならプロ彼女や愛人になった方がお得?
不倫をして泣きをみるくらいなら、きっちりとしたビジネスライクな関係のプロ彼女や愛人になった方が、自分の将来のためにもなるし、なんなら自分磨きもできるしいいんじゃないかと、交際クラブは思うわけです。
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※交際クラブは健全な成人男女の出会いを仲立ちする会員制クラブです。不特定多数との不純異性交遊を目的としたもの、またはその他の公序良俗に反する目的で使用することを固くお断りしています。
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参考
博報堂生活総合研究所 1994-2016年定点調査
中野信子著「不倫」