不倫は文化?

不倫は文化?

交際クラブの原点は中世時代の貴族の遊び

交際クラブのおとなの交際の代表格といえば「不倫」。

そんな他人の不倫をバッシングするのが習慣になっている世の中ですが、18世紀のヨーロッパでは、まさに「不倫は文化」でした。

キリスト教の影響が強かった中世ヨーロッパでは、結婚は神様が認めた神聖なものであり、一夫一妻しか認められませんでした。そのうえ上流階級になればなるほど、政治的な思惑で結婚相手が決められていたので、王侯貴族にかぎり公式な愛人を持つことが許されていたそうです。

愛人というと、バッシングされて当然な日陰の身と思われるかもしれませんが、政略結婚が当たり前だったこの時代、フランスでは貴族階級の既婚者同士が自由に大人の恋愛を謳歌していたといわれています。

あのマリーアントワネットに代表されるように、18世紀は上流階級の生活はすべてが優雅で繊細、そして贅沢の限りをつくす文化がもてはやされていましたが、愛人達もこぞって贅沢のかぎりを尽くしました。

ただひとりだけ、贅沢だけでは飽きたらず、国王以上に政治や戦争に影響力を与えた、とんでもない愛人がいたそうです。

フランス国王、ルイ15世の公式愛人ポンパドール夫人は、歴史上でもっとも浪費しまくった愛人といわれていますが、国の財産を湯水のごとく使うだけでなく、政治に関心のない国王に代わって、政治や戦争の舵取りまでしたといわれています。

今の時代で例えるなら、長者番付トップクラスの超大富豪の近所をうろついて偶然の出会いを装って彼のハートをしっかりと射止め、その大富豪の寵愛が他の女性に移らないよう、彼専用の交際クラブを経営して、しっかり彼を骨抜きにしたけど、それだけでは飽き足らず、つかんだ人脈で永田町に乗り込んで国の政策を変えてしまい、最終的には自衛隊の最高指揮監督として戦争の指揮までとるという、ありえない功績を残しています。

ポンパドール夫人の豪快さを考えると、今時のゲス不倫だの、どうでもいい他人事と思ってしまいそうですが、この華々しい不倫ブームは、フランス革命がはじまる18世紀後半まで続いたそうです。

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