デジタル社会のおかげで誰もが気軽につながることができる便利な世の中ですが、意外なことに、より孤独を感じたり、共感力が欠けてしまう人がおどろくほど増えているそうです。
チューリッヒ保険の協力で2019年に発表されたグローバルリスク報告書によると、デジタル社会が浸透するほど、人とテクノロジーの境界線があいまいになってしまい、その結果、社会的に分離されているような孤独感や、怒りの感情を持つ人が増えているそうです。
便利なテクノロジーの向こう側には、心をもった生身の人間がいることを考えなくなってしまったり、実生活のなかで人とコミュニケーションをとる機会が減ってしまうのでしょう。そういった寂しさからくる、孤独感や怒りの感情でいっぱいになってしまった人は、相手の気持ちを想像する余裕をなくしてしまいます。
また、この報告書によると、恋人探し向けマッチングアプリを使う人は、現実世界での交流と比較して、相手に対する想像力や共感力が、たったの6分の1しかないと報告されています。
交際クラブを模倣した出会い系マッチングアプリは、性格や育ちなどのバッググラウンドがわからない者同士が、親指をスワイプさせるだけで、いとも簡単に異性と出会ったり、関係を切ったりすることができる気軽さがウリとなっています。
このように男女が出会うためのプラットフォームがデジタル化され、システマティックになればなるほど、便利で気軽に誰もが出会える反面、男女間のトラブルや事件が増えてしまい、特にここ数年で大きな事件にもなりニュースで取りあげられるようになりました。こういった現象も共感力や想像力の低下が大きな原因かもしれません。
交際クラブは、お取引先との信頼関係をつくるためのビジネス接待や、ハイエンドな大人同士が安全に出会うための会員制の社交場です。
専属コンシェルジュがいる交際クラブを選ぶか、誰でも利用できる気軽さでマッチングアプリを選ぶかは、それぞれ一長一短な面がありますが、いずれにせよ相手あっての人間関係作りですから、相手の気持ちを考えた出会いを楽しむ方が増えたらいいですね。
参考 ”Decline in Human Empathy Creates Global Risk in the Age of Anger”
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